こんにちはアルカスです。
いつも大変お世話になっております。
霊感は全くありませんが、西洋占星術一本で勝負させてもらってます。
場所は名古屋中区錦3丁目、占いカフェイーマジョです。
是非ぜひ遊びにいらしてください。お待ちしております。
今回ご紹介するチャートは、常連のお客様からのご質問のもので、すみませんが詳細は一切お話しできません。
宜しくお願い致します。
「私の次兄はいつ死ぬ?」
2015.2.6 16:22
ご質問者は女性。今年に入って、私の二番目の兄が病院に入った。大きな病気なので完治は難しいと思われる。兄の寿命を教えてほしい、とのご依頼でチャートを立てさせていただきました。
以下がチャート図です。
11世紀イスラムの大学者アル・ビールーニーのアラビックパート(ロット)のリストに、「兄弟・姉妹の死」というパートがあります。
本チャートはこのパートを使用して、ご次兄の時期を見ると共に、若干の考察をさせていただきたいと思います。
ビールーニーはこのパートの計算式をこのように記しています。
ASC+Ⅲの10度-太陽。
こんな奇妙な式は、彼のリスト内でも珍しいです。
てか、どう解釈すればいいんでしょうこれ?Ⅲの10度って。。。
アラビック・パーツについてまとめた本「Fortunes of astrology」の著者ロバート・ハーツ・グラニテは、この本の中でこのパートを紹介していますが
ASC+3室の10度-太陽 としています。
3室のカスプから10度先って事かな?3室のカスプ度数に10度プラスしろって事?かな。
デボラ・ホールディングはスカイスクリプトhttp://www.skyscript.co.uk/alparts.htmlに寄せたブログ原稿の中で
ASC+双子(♊)10度-太陽
としていますが、まあこれは彼女の軽い目の錯覚による見間違いと思われます。
ガイド・ボナタス(ボナッティ)だけがちょっと面白くて、彼が紹介している式は
ASC+MC-太陽
となっています。
(この文には注釈があり、それによるとアル・カビーシーは土星から太陽を引いてASCにプラスしろと。それでもし土星がビームス下にあるなら、木星から太陽を引けと述べているそうです。)
もしビールーニーの式を(僕なりの解釈で)採用するとしたら、
ASC+3室のカスプから10度先-太陽=獅子5.11度+天秤3.52度-水瓶17.10度
となり、
125.11+183.52-317.10=-8.07=双魚21.53度、となる訳です、多分。
このパートのロードは木星獅子17.41度逆行(astrolog画像では34minとなっていますが41minで間違いないと思われます)、第1室。
対してこの木星を受け入れている獅子のディスポジターであり、質問者の表示星でもある太陽は水瓶17.10度。
太陽と木星が正確なオポジションを形成するのは獅子水瓶17.37度。
ここまでの度差分を日時に変換すると、このチャートを立てた2月6日から約163日後。2015年7月17-18日がご兄弟とのお別れの日と出ます。
でも僕8月とか言っちゃったんですよねえ(笑)何でなんだろ。
実際にそれが起こったのは7月の24日。
お客様がご連絡してきてくれました。
アルカス